再婚 子供 ストレス

最近は、片方が子連れ再婚で、血のつながらない親子関係のある家族「ステップファミリー」が増えていますね。

ステップファミリーには、家庭によって悩みは多種多様ですが、夫婦だけでなく、子供も悩んでいます。
親が離婚・再婚することで、必ずといっていいほど強いストレスを受けているのです。

家族がうまくいくには夫婦仲が良いことも大切ですが、パートナーと子供の関係が良いことがもっと大切です。

今回は、子供がどんなことに悩み、その悩みが子供にどんな影響を与えるのか、また子供のストレスや不安を和らげるための対策方法を紹介します。

また、シングルマザーもシングルファザーも同じですが、日本ではシングルマザーの方が多いので、シングルマザーを例として説明します。

親の離婚・再婚関係でよくある子供のストレス・悩み

離婚・再婚 子供 ストレス

親の離婚・再婚は、感受性の高い子供にとっては衝撃的なものです。
中には、物分かりの良い子で再婚に賛成してくれる場合もありますが、複雑な思いを持っているのに、親の幸せを思って賛成してくれていることもあります。

そんな子供の心にも向き合ってあげないと、いつかストレスが爆発してしまう可能性があるので、気を付けなければなりません。

親の離婚・再婚を経験した子供は、以下のような悩みを抱えていることが多いです。

自分のせいで親が喧嘩別れしたと悔やんでいる

離婚の理由は夫婦によって様々ですが、一番多い理由は「性格の不一致」。
男女とも差がなくこの理由で、割合もかなり多いのです。

女性の社会進出が進んで、経済的に自立できる方が多くなったからでは?と分析されているのですが、子供目線では違うことを考えている可能性があります。

「僕がわがままばかり言ってるから親がケンカしちゃったんだ・・・」
「僕がうまくできないから・・・」

と考えてしまうのです。

「性格の不一致」という理由は、それだけでは曖昧ですが、中には子育てに関する考え方の違いもあるでしょう。

そういう方針の違いは、うまくいっている間は夫婦に心の余裕が生まれるので、パートナーの考え方を尊重したり、違いを認め合って問題にされないことも多いです。

しかし、うまくいかないときは、夫婦間もギクシャクしだします。
子供がわがままを言っていうことを聞かなかったり、何かをやらせてみてもうまくいかない、成長が見られないとなると、それが原因でちょっとしたことでケンカに発展してしまうことが多くなります。

それを見た子供は、自分のせいだと思ってしまうことがよくあるのです。

親のケンカを見るのは、子供の脳の一部が委縮するという研究成果も報告されているので、子供に影響がないわけはありませんね。

親を取られてしまうのではないか

子供は、両親の愛情を一身に受けることで健全に成長します。
シングルマザーの家庭だと特に、親子の関係が密になるので、親の存在が大きくなります。

そこに突然、親に交際相手の男性が現れて、仲良くしているのを見ると不安になります。
いつもなら自分が必ず優先されていたのに、時々男性が入ってきて、独占できなくなると、裏切られたような気持ちになるのです。

疎外感と孤独が突然やってくるわけですね。
そして、そのまま、親を取られてしまうのではないか?という不安と恐怖が大きくなってきます。

子供によっては男性に強く反対の意思を示す子もいれば、何も言わずに自分の中で悩む子もいます。
もし自分の中で悩む子なら、悩んでいることがわからない場合もあるので、どう思っているのか、話し合っておいた方がよいですね。

パートナーの男性との交際に夢中になりすぎて、無神経に自分の恋話をして、子供が傷ついていることに気が付かない方もいますのでご注意。

新しい親に馴染めない

子供にとって、家族は何でも言える絶対安心の存在です。
しかし、そこに他人が入ってくるので、不安でいっぱいなのです。
実の親には甘えられても、他人である男性にも同じように甘えることはなかなかできませんよね。

たとえ男性と良好な関係になっても、他人は他人なので、親として接するように言われても戸惑うでしょう。
実の親ではないので、お父さん・お母さんと呼びたくなかったり、何と呼んでいいか迷うという悩みを持つ子もいます。

どこまでが許されて、どこまでがダメなのか、子供なりに気を使いながら日々を過ごすので、大きなストレスを感じてしまいます。

接し方次第で心を許せるようになる場合もありますが、上手に接しないと、再婚相手に対して反抗的になる場合もあります。

実の親でもないのに親のように接してくる

シングルマザーと結婚したパートナーの男性は、きっとお父さんになろうと頑張ると思います。
なので、叱るところはきちんと叱ったり、ああしなさい、こうしなさいとしつけをしようとするでしょう。

そして、お母さんであるあなたも、子育てに積極的な男性を望んでいるはずです。

しかし、子供の立場からは、母親の再婚相手とはいえ、親でもない他人にあれこれ言われること自体が不快なのです。

たとえ信頼関係が結ばれていても、苦言を呈するときは、言葉遣いやタイミングを考えなければいけないほどデリケートなのです。

逆に、褒める時も注意が必要です。
褒めても上から目線の褒め方だと、なめられているような気になってしまうのです。

特に子供が思春期の場合、ちょっとしたことで反抗してくることが考えられます。

なかなか扱いが難しいですが、普段から色々な話をして、少しずつより強固な信頼関係を築くしかありません。

別れた実親に後ろめたい

中には、新しいお父さんを本当に歓迎してくれる、人懐っこい子もいるでしょう。

それでも、実の親は実の親です。
再婚パートナーである男性を、実の親のように慕うまでは良いのですが、「お父さん」と呼んで仲良くすることに、実の父親への罪悪感が生まれる子もいます。

再婚を機に、「お父さん」と呼ばせようとする人もいるかもしれませんが、あまり無理強いはしない方がよいですね。

うまくやっているステップファミリーは、パートナーの相手をニックネームで呼んだり、お父さんであることにこだわりません。
友達のような関係でも、家族の絆は築けるのです。

一般的な家庭をモデルにするのではなく、ステップファミリーなりの家族を築けるように考えるとよいですね。

離婚・再婚は子供にどんなストレスや影響を与える?

再婚 子供 ストレス・影響

大人に心を開けなくなる

家は誰にとっても安らぎの場だと思いますが、子供にとってはそれ以上に感じています。
しかし、親の再婚がきっかけで、自分の安らぎの空間に他人が毎日いるわけです。

一緒に住むということは、自分と母親との空間に入ってくることになりますし、母親の関心が分散されるので、絶対的な心のよりどころを失うような気持ちになります。
口には出さなくても「母親を取らないで」と思っていてる子もいるのです。

そういうネガティブな気持ちをかかえながら、母親の再婚相手と毎日を暮らすことになるので、だんだんと再婚相手の男性を信用できなくなり、母親も信用できなくなり、人を信用できなくなります。
段々と色々なことに無関心になり、冷めた人間になってしまう場合があるのです。

コミュニケーション能力の低下

健全な両親のもとで育つ子は、親子のコミュニケーションがたくさん行われるので、コミュニケーション能力も育ちます。
そういう土台のある子は、明るく、何事も前向きにチャレンジできる子に育つのです。

しかし親が離婚すると、片方の親はいなくなり、引き取った片親は仕事に出て忙しくなるので、子供と話す機会はどうしても少なくなります。
年相応のコミュニケーション能力も育ちません。
そうなると、学力も低下しますし、友達ともうまくコミュニケーションが取れなくなります。

また、再婚したからといって、実の両親の時のように健全なコミュニケーションができるとも限りません。
上の例のように、再婚相手の男性に心を開かなくなると、シングルだった頃よりもコミュニケーションが少なくなるケースもあります。

愛情不足による性格のゆがみ

子供の時にどれだけ愛情を与えたかどうかは、大人になってからも性格や人付き合いの仕方、物事の考え方などに影響します。
親が離婚や再婚をすると、生活習慣が変わって、大人も目の前の生活に追われるので、子供への関心が削がれがちです。
そうなると、大人に不信感を抱いて、反抗的な態度になったり、無気力になったりするわけです。

そして十分な愛情を受け取らないまま大人になると、大人になってからも、何らかの形で愛情を求めようとします。

誰かに構ってもらいたい「かまってちゃん」になるくらいならまだかわいいですが、相手に負担になるほどの愛情を求めたり、適切な愛情表現ができないケースも多々あります。
また、人に対してだけではなく、酒やタバコ、買い物による浪費、セックスなど、何かに依存するようにもなりかねないのです。
依存している間は、愛情に飢えていることを紛らわせられるからです。

離婚や再婚をするのは仕方がないのですが、そのときは、子供の心にも十分なケアが必要なのです。

情緒不安定になってしまう

上で紹介したような愛情不足が原因なのですが、親の再婚は生活環境が変わります。
場合によっては、再婚したことで引っ越して、転校しないといけないかもしれませんね。

家庭内でも外でも環境が変わると、子供の心には大きな負担がかかります。
自分の居場所がなくなって不安が増し、気持ちを吐き出す場所もなく、精神的に不安定になる場合があるのです。

今まで明るかった子がひきこもるようになったり、優しかった子が暴力的になったり、今までになかった行動を起こすようになる可能性があります。

転校すること自体がいけないわけではありません。
色々なことが重なって、結果的に子供への愛情が不足してしまうことが問題なのです。

特に生活に大きな変化がある場合は、子供には今まで以上に安心感を与えるよう心掛けた方がよいかもしれません。

子連れ再婚、その前にしておきたい、子供のストレスを高めないためのポイント

再婚前 ポイント

結婚前から再婚相手と子供の良好な関係を作る

再婚を考えるときに、パートナーと二人で結婚することを決めてしまってから、子供には事後報告。
これは、一番よくないパターンです。

親の権限で、子供に無理やり納得させるようなやり方で結婚することはできますが、子供は大人に不信感しか持てず、それが一生続いてしまうでしょう。
そうなってしまうと、家庭内で不和が起きてしまい、それが夫婦仲が悪くなる原因にもなりかねません。

そうなる前に、再婚相手と子供の関係は、結婚前から良好にしておくようにしておいた方が良いでしょう。
「できれば」ではなく、これは「必須」だと思ってください。

どんなに頑張っても実の親にはなれませんが、少しでも不安要素をなくさないといけません。
また、結婚前から接することで、パートナーも子供との付き合い方に少しずつ慣れてきます。

そのサポートを、あなたが主体になって行なった方が良いですね。

再婚は必ず子供が納得してから

あなたの子供が、パートナーの男性のことを良く思ってくれるかどうかは、子供にもよりますし、年齢にもよります。
年齢は、小さければよく思ってくれることが多いので、子供が小さい場合は早く結婚を決めた方が良いでしょう。

しかし、物心がついてきて、別れた実の片親に思い入れがあれば、だんだんと難しくなってきます。
思春期の頃が一番難しいです。
そして、大人になって自立してきたら、親の幸せを思って、だんだんと寛容になることが多いです。

もし物心がついた時期から思春期の頃に結婚を考えているのなら、子供がそのことに納得するまで待った方がよいでしょう。
焦ってはいけません。時間がかかることも覚悟してください。

そうすることで、「あなたのことを一番大切にしていますよ」というメッセージを送ることができます。

パートナーとの調整はなかなか大変ですが、そういうことができないと、子連れでの再婚は難しいと考えた方が良いです。

できちゃった婚など、やむを得ない場合もあると思いますが、その時は結婚後もきちんと子供とのコミュニケーションをするのを忘れないようにしましょう。
ただ、新しい子供と新しいパートナー、連れ子の複雑な関係になりますので、簡単なことではありません。

なのでできるだけ、子供が納得する形での結婚を考えるようにしましょう。
また、再婚を拒否し続ける場合は、諦めることも考えた方が良いでしょう。

再婚後の子供のストレス対処法

再婚 子供のストレス 対処

子供のことを最優先にする

初婚同士の場合は、お互いのことを大切にすればよいのですが、子連れ再婚の場合はそれだけではうまくいきません。
一番優先すべきは、子供なのです。

特に再婚後は、環境が変わって子供のことに気が回らなくなるかもしれません。
でも、それは大人の身勝手で、言い訳にはならないのです。
子供は待ってくれませんからね。

放っておくと、子供のストレスがたまり、成長に悪影響です。
そしてそれは、夫婦仲にも影響します。

再婚相手のことを大切にするのはもちろんですが、それよりも子供を優先して、子供がストレスにならないように配慮しなければ、うまくいきにくいのが再婚の難しいところです。

また、再婚相手との子供ができた場合や、相手にも子供がいる場合はさらに難しくなりますが、子供の不安を安心に変えるように常に見ておいた方が良いですね。

根気よく対話を続ける

子供のストレスが溜まらないようにするには、子供との対話が必要です。
再婚相手に不満がない場合でも、転校したり、環境が変わるとストレスは受けていると考えましょう。

あなたのことは一番に考えている、ということをきちんと示して、きちんと愛情を与えることで、子供は安心感を得ることができます。
子供の逃げ場所はあなたしかいないことを肝に銘じておきましょう。

また、再婚後も、再婚相手と子供の関係をより強固にしていく必要があります。
そのためには、相手にも子供と向き合う姿勢を持ってもらわなければなりません。

子供は自分の子ではないからと、ほったらかしにするような男性と一緒になると、再び離婚する可能性が高くなりますので、きちんと向き合おうとする男性を選びましょう。

再婚による子供のストレス対処法 まとめ

子供が自立するまでは、子供はあなたと運命共同体です。
再婚を考えるなら、必ず子供の気持ちも優先してください。

もし子供があなたの再婚に反対するようであれば、根気よく気持ちが変わるまで対話を続けるか、再婚を諦めることも考えた方が良いでしょう。
一番よくないのは、子供の気持ちを無視する形で、無理やり言い聞かせて結婚することです。

これで結婚できても、家庭内で不穏な空気が漂うことになり、結局離婚に至ることも多いです。

再婚を考えるなら、結婚前からパートナーと子供との良好な関係を築くようにした方がよいです。
そしてそれは時間がかかるので、早めに始めた方が良いでしょう。

そして、1回会ったくらいで仲良くなることはなかなかありませんので、何度もあって一緒に過ごしてみたり、相手のことを安心して受け入れる体制が整ってから子供に結婚を考えていることを告げるのが理想的ですね。

再婚による子供のストレス対処法 Q&A

Q&A

シングルマザーの再婚率は?

国の調査によると、離婚者の再婚率については、国が定期的に調査しているようですが、年々増えているようです。

そのうち、シングルマザーについてはどうなのか?というと、そこまで限定して行われている調査はないのですが、結婚相談所やマッチングアプリでは、シングルマザーをサポートするサービスが増えていることから、シングルマザーの再婚者も増えていると思われます。

ただし、増えているとはいえシングルマザーの再婚は、ハードルが高くなっています。
以下の記事では、シングルマザーの再婚が難しい理由や、シングルマザーでも再婚できる人の特徴、そして再婚するためのおすすめの方法を紹介しています。

子連れ再婚は後悔する?

シングルマザーやシングルファザーが再婚して一緒になった家族を、ステップファミリーといいます。
ステップファミリーになって、一番悩みが多く、再婚したことに後悔しやすいのが「人間関係」です。

簡単にいうと、ステップファミリーになると、再婚相手と自分の連れ子、もしくは自分と相手の連れ子など、血のつながらない親子関係ができます。
それによってどのように接するかが難しくなるのです。

そして、結婚後に子供ができた場合は、両親の血の繋がる子と、連れ子の子供同士の関係もできて、さらに複雑になります。
それぞれの子供の扱いの差にも敏感になりますよね。

以下の記事では、そのような人間関係でうまくいく人とうまくいかない人の違いや、相手の選び方、結婚のタイミング、そして子連れでも相手を見つけるための婚活方法などを紹介しています。

再婚者の離婚率は?

スピード婚の離婚率は?